遠く離れていても

今日もmacを起動してまったりとネットサーフィン中に、自分の出身高校のOBページがリニューアルされている事を発見。何年か前に同窓会ページとして立ち上がったのは知っていたのだけれど、ちっとも更新されないので最近は全然見ていなかった。
私の出身高校は、静岡市のほぼ中心*1に位置する公立高校。毎日自転車で片道3kmの道のりを通っていた。3kmといっても山道なので行きは加速し、帰りは漕がないと家に着かないというハードな道。でも、友人は片道20kmとか平気で自転車で通ってたなぁ。だって首都圏みたく電車通ってないし、バスも不便だし。そんなものです田舎の高校生。
トップページにはOBバンドの演奏会の様子が載っている。OBバンドといっても昨年OBの冠を外して一般バンドになったばかりらしい。でも実際はOBがほとんどみたいだ。知っている顔がちらほら写っているし(しかも前より増えている・・・)。
そんな写真を見ていると、ちょっとばかしおセンチになってくる。きっと自分も大学卒業して地元に戻っていたら間違いなくこのバンドに入っていただろうし、もしかしたら病気になることもなく平穏な毎日を過ごしていたかもしれない。高校時代の先輩や友達の笑顔が甦ってくる。
・・・いや、自分はそんな生活を望まなかった。もしそうしていたら、金管アンサンブルもブラスバンドも知らぬままの吹奏楽生活だったし、中央で活躍するプロの音楽家の方々と直接話をすることもできなかった。高校のときに「音楽の道へは進まない」と決めてここまできたけれど、やっぱり自分と音楽とは切り離せないんだなぁ。
そのHPには卒業後活躍するOBの方々が紹介されていた。電気グルーヴのピエール瀧さん、LOVE PSYCHEDELICOのNAOKIさん、などなど*2。よくみるとミュージシャンばっかりだ。
マッキーの歌のように「力いっぱい輝ける日をこの街で迎え」ている人たち。もちろん、静岡では輝けないという訳じゃないけれど、夢をかなえるためにこの街にやってきた、そう信じて生きていきたいと思う。

*1:以前は東の端だったけど合併により中心になったと言っても過言ではないぞ。

*2:紹介はされていなかったけどジャズトロンボーン奏者の村田陽一さんもOB