敢えて

otoshimono2008-01-27

さて、これから4 Bone Linesのジャケット・ラフの第二回プレゼンに向けての実制作に入ります。
最初の打ち合わせから2週間、他の仕事や趣味の楽器の練習の合間を縫って、ラフ・ミックスを聴いたり、調べ事や仕込みをしていました。
「自分が本当に好きな仕事をやれる」というのは、大変幸せではあるけれども、正直とてもキツい作業です。それは、どこまでやっても納得が出来ないから。でもそれが仕事である以上、時間の制約がありますし、ひとつひとつ結果を出さないと意味がありません。
「だから敢えて好きな事は仕事にしない」「好きな事にはのめり込まない」という考え方もあると思います。しかしボクにとっては、その歩みを「敢えて」課すことこそ、自分を乗り越えて、少しでも世の中に何かを残していける道だと思っています。
ボクは元来相当不器用ですし、人から見れば効率も悪いし、他人とぶつかる事も多いので馬鹿馬鹿しく映ることもあると思います。己の力の限界を信じないのですから、意固地に見えるかもしれません。でも、本当に好きな事は楽をしてはいけないと思うのです。
写真はラフ用の素材撮影です。今日ほどトロンボーンを沢山持っててよかった〜と思った日はありません。