私ってばメールはほぼ100%返すほうです。
見たらすぐにね。でないと、忘れちゃうから。
でも、昔はずぼらだったのよ。
そんな私のあまからじょっぱ酸っぱい想い出。


まだ携帯電話はおろか、電子メールなんてものも存在しなかった頃〜中学生だった私たちの情報交換ツールはもっぱら手紙でありました。もちろん、手書きのね。
中学生といえば、ラヴレターですよ。書いた事ないけど。でも、貰った事はあるのよ。自慢・・・になるのかどうなのか。でも、彼は、たいへん残念なことに、私の好みではなかった。どうがんばっても。
そんなわけで、私は彼からいただいた手紙に返事を書かなかったのです。何通も、何通も送られてくる手紙に、たった一度も。どんなに断りの手紙を書いたとしても、自分の文章が相手の元に渡るのがイヤだったのか、それとも断れない性格が沈黙を貫かせたのか、はたまた返事が来なくてもアタックし続ける手紙の内容に快感を覚えていたのか。。。
その後、さすがに諦めたのか、自然消滅的に手紙は来なくなりました。そりゃ当然だ。でも今になって考えてみると、あまりに酷い仕打ちではなかろうかと。彼は、返事がくることを、ずっと待ち望んでいただろう。それが良い結果であれ悪い結果であれ。良ければ「じゃーどこにデートしようかな〜♪」などと思い馳せることができただろうし、悪ければ新たな出会いを探すこともできただろう。でも、返事が来ないのだから。どちらにも進めない。


時は過ぎ、手書きの手紙から電子メールへと時代は変わりました。女子中高生の間では、出したメールに対して1,2時間以上経った返信メールはもう「亀レス*1」だそうです。メールはすぐ返すのがマナーの中高生だからこその話ですが、逆に返事が来ないと「ものすごく不安」なのだそうです。
その「不安」な気持ちって、今も昔も子どもも大人も変わらないでしょう。昔の方がすこしのんびりしていたけれど。
だから、私はメールをほぼ100%返すのです。

*1:亀のように遅いレス(返信)のこと。