突然ですが、ペルーについて。

今日からスタッフのkiyoっさんが夏休みをとってペルーに出掛けていった。マチュピチュやナスカを見に行くのかと聞いたら「そーなんです。特に興味はないんですが」とか言う。なれば何故行く!  Google Earthを見る限りは京都行くのとは訳が違う。行くのも一苦労な秘境でしょ。「でもチチカカ湖は行きたいんですー」・・・判断基準が判らん。
ペルーと言えば、小学四年生の時にリマから転校生がやってきた。長いこと向こうで暮らしてたらしい。こちとら瀬戸内の(岩国)の小学男子。駐留米軍基地があるとはいえ、基本は超田舎者。国際派のサッカー男子はちょっと異質だった。暫くしてまた引っ越してしまったが、彼の父は何者だったのだろう。も、もしやスパイ? そして、彼から教わったことといえば「ペルーではウンコのことをポトって言うんだ」ということ。本当だろうか。
ペルーと言えば大学では人類学をかじってて、日本のインディアナ・ジョーンズ*1の異名を取る加藤泰建*2先生というアンデス考古学のエキスパートの研究室に一応いた。ボク自身は「観光人類学*3」というちょっと似非な研究をしていたので彼の研究には同行せず、カッコいい土産話を聞くばかりだった。発掘について来るか、と誘われたこともあるが、イラストの仕事も始めていたし、部活も楽しかったので、止めといた。こういう性格なので行っていたら、今頃は間違いなくデザイナーではなくて学者だ。人生の別れ道なんて案外細かいところにある。
ペルーと言えば、子供の頃「コンドルは飛んでいく」が好きで、リコーダーでどうしたらケーナみたいな音が出せるか、家でピーヒャラ吹き続け、よく母親に叱られた。でも止めなかったので、ケーナ風リコーダーはかなりの腕前になった。応用として竜笛風、篠笛風がある。お祭りに呼んで頂戴。
ペルーと言えば、運動会徒競走のBGMでよくかかる「クシコス・ポスト」ってクスコの郵便馬車という意味だけど、どこら辺がそういうニュアンスなのか未だに判らない。リズムがギャロップだから、急いでるのかなぁ、とか。でもアンデス風味はどこにあるんだろう。(後記:この段落の内容はボクの勘違いであることが判明! 詳細はコメントを見てね。)
これがボクのペルー知識ほぼ全部。

*1:シカン文明には存在しないとされた黄金の財宝を発見してアンデスの歴史を変え、内戦を掻い潜って財宝を略奪から守り、時のペルー政府に掛け合って日本で展覧会をして資金を集め、最終的に発掘場所に博物館を建てて地元民の信頼を得た。なんちゅう人生。

*2:wikipedia:加藤泰建

*3:テーマパークや博物館や観光資源を文化の加工工場としての見地から再構築する、というガクモン