お荷物の悩み

日中は明日締め切りの仕事をして、夕刻から例のハワイ行きの吹奏楽団の練習に行く。
さて、今回はちょいと使用楽器について悩んでいる。
海外に飛行機で演奏旅行に出られた方ならご存知と思うが、手荷物で機内持ち込み出来ない楽器は、当然荷物庫に預けられる。これが国内外問わず、よく壊されるのだ。荷物ってのは随分乱暴に扱われるので、楽器なんて繊細な物はかなり念入りに梱包しないと壊されちゃうのだ。知り合いの演奏家の方々からも酷い話をよく聞かされる。
ボクはバストロンボーンを演奏するので当然機内持ち込み出来る大きさではない。なので今回はいつも使っているセミハードケースではなく、デカイが頑丈なことにかけては信頼度が高いYAMAHAのバストロンボーン汎用ハードケースに入れる。ここまではいい。問題は中身。楽器である。
ボクは現在バストロンボーンを2台所蔵している。ひとつは数年前に買ったYAMAHAのYBL-622G(ダグラスヨー・モデル旧型)、ひとつはYAMAHAのYBL-8130G、新しいのを買う前に使っていた古いモデルだ。ダグラスヨーを買ったとき、売っぱらうつもりだったのだが名残惜しくてなんとなく置いてあったのだ(SFCで2バストロのときに活躍している)。
古い方がベル(朝顔)がデカく鳴りもデカいので、本来バストロとしてはオケや吹奏楽向きなのだが、今回はどちらかというとバストロというより3rdトロンボーンパート主体なので、サウンドのキャラクタとしてはベースパートに付くというより、ハーモニーの下に付けることが多い。ユニゾンでかなり高い音も要求される。バストロらしいバストロでは高音は曇るしサウンドは合わないしキツイ。
ダグラスヨーは音域による音質のムラがなく、音色のキャラクタも変えやすいので断然今回の仕事に向いているのだが、いかんせん『壊される』リスクを負わせたくない。
今日の練習では急場凌ぎでマウスピースをダグラスヨーモデル*1、楽器をロートルYBL8130Gというセッティングにしたが、これでOKなのかは未知数だ。今のところは行けそう。
そして、さらに問題がある。ミュートだ。今回ストレート、カップ、プランジャー、3種類使うのだ。荷物増えるやんけ。他のトロンボーンパートの3人で「デニスウィックのカップ・ミュートを持って行ってストレートと兼用して(カップの部分が外れるのだ)、プランジャーはABC Storesでカップラーメンでも買うか〜?」などと話しているが、果たして上手くいくかしらん・・・

*1:マウスピースもダグラスヨーモデルがある。けどバストロ界では「ダグラスヨーにはダグラスヨー」って言われているくらい他の機種にはマッチしない場合が多い。