iPad2その後


さてiPad2が我が家に来てそろそろ1ヶ月になる。実に、実に快適に使わせてもらっている。ボクはソモソモ手帳というものが苦手で、思いついた事や忘れてはいけない事はアレコレ直に大きめのPost-itなどに書いてPCのモニタにペタペタ貼ったりする。酷いときはモニタがPost-itの花びらを付けた向日葵になってしまう。(しかも黄色しか買わないのだ)しかし、これでは外出した折に自分の置かれている状況が分からなくなる。スケジュール管理しかり、メール管理然り、アイデア管理然り。バラバラの情報をあとでまとめ直すのが滅法苦手。
ボクは前からAppleの有料クラウドサービスであるMobileMeを使用していたので、このたびiPadを持つことにより、このアタリが強力に便利になった。PCのメモやメール管理(やtwitterやfacebook管理)、スケジュール帳などが全てリンクするので今までの悩みを一挙に解決してしまった。しかも画面がiPhoneなどのスマートフォンより広いiPadは自分が何かを書く(描く)ときだけでなく、人に何かを見せる時も本当に楽なのだ。例えばボクはクラウド上のサーバにラフデザインデータを入れたり出来るので、ポートフォリオとしても働く。これはボクのような仕事をする人間にはモッテコイだ。さらに楽譜も入る。さらうために読むには遜色ないので、非常用に必要な楽譜をサーバに上げている。何かあればそこから持ってくれば良い。
それとは別に、もう一つ嬉しいのは読書だ。ボクは携帯電話で前から青空文庫を利用しているのだが、携帯ではどんなに読み易いと言われるブラウザを手に入れても小さくて読みにくく、挫折してしまった本なども多い。ところがiPadのブラウザであるi文庫HDなどは普通に文庫サイズで読める。移動時の読書が大変快適になったし、青空文庫のライブラリが全て手に入った感覚をやっと実感できて嬉しい。紙の書籍は勿論大好きなのだが、電子書籍の良さもやっと体験出来るようになった。
あと、You Tubeは、もう夕飯時にお茶の間に置いて、目の前のデカいテレビも点けずにemixと延々過去のアーカイヴなどを観て楽しむ事も多く、劣化画質であることに目をつむれば、普通にテレビとして使ってしまう。
つまり情報を管理したり調べたり閲覧したりする端末として、これほど手軽で便利なモノをボクは他に知らない。但し何かを作るという作業においてはこの上なく貧弱である。というかそれはPCの役目なので今は負わせるべきではない。そういう場合でもあくまでも補助だ。しかし補助としてはこの上なく強力だ。
なんだか大絶賛になってしまったが、そもそも機械が苦手なボクがここまで機械を絶賛することもあまりないので許して欲しい。
しかしどこまで行ってもこれだけは不便だということがある。実に当たり前なのだが、電気がないと動かないという事。なのでやはり愛用のRHODIAのメモパッドは肌身離さず持ち歩く。

ロディアカバー エピュレ オレンジ ブロックロディアNo.11 付き

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