暑気払い

何スかこの涼しさわ。暑気ってどこに行ったのヨ! てのは気にせず夕刻に新橋へ『暑気払い会』に向かいました。集まったのは某プロバンドマネージャー、吹奏楽レーベル担当、楽譜出版社社長、音楽配信会社スタッフ、吹奏楽WEBマガジン編集、ライター、楽譜浄書屋、デザイナー。共に吹奏楽業界を縁の下で支えまくる同志であります。
本日はライターさんの快気祝いとワタクシめの独立祝いも兼ねていただいたということで、皆様有り難うございました。
しかし、このメンツが一堂に会してアーだコーだ言う機会もメッタないこと。出てくる話題も濃ければ返す反応もさらに濃厚スープ。一つエピソードが出れば、その裏のウラの話が方々から延々と出てくる異常な盛り上がりです。新橋老舗ビルのディープな地階にある某飲屋は全世界360度視界良好の吹奏楽業界(裏)情報センターと化しました*1。但し事情を了解していない方には中途半端な誤解を生む内容も多い(というか殆ど)なため、その内容は割愛させていただきます。
それにしても、我々は吹奏楽という、ちょっと不可思議なソースを伝える側として、価値観の変りゆく日本の中で何をすべきか考えなければならないのは必至でして。
我々も、このネットワークを生かして色んな角度から良質な作品を世に送り出して支えていかないと、さらにその仕組みを作り込まないと、今年の日本吹奏楽指導者クリニックでの丸谷明夫さんの言葉*2を借りるまでもなく「裾野が広がっても山が高くならない」なぁと、感じております。という訳でお酒をガンガン飲んで皆で心を〆直すのでした(半分呑む方便で半分は本気)。

*1:※注:吹奏楽コンクールの裏情報ではないです。言っておきますが、個々の参加楽団がコンクールで云々は、我々からすれば(大変申し訳ないですが)大きな情報ではないのです。但し不正は見破りますし、見逃しませんよ!

*2:バンドジャーナル2011年8月号に掲載