森へ行きましょう

辞書本文のデザインの打ち合わせで三省堂へ。膨大な言葉のアーカイヴを制御するレイアウトシステムを作るのは本当に大変です。今回の修正依頼は夏に提出したデザイン案を版元側で揉んだ答えです。こういうやりとりを随分長く経て辞書は組まれていきます。ボクが関わる前段階の原稿作成から考えると、どのくらいの膨大な手間がかかってるのだろうと想像するだけでアタマがクラクラしますが、出来上がったときの感慨もまた相当なものです。これは他の種類の書籍ではちょっと味わえません。そこに立ち現れるのは一冊の知性だからです。ボクもまた、この魅惑の森の虜になりつつある一人です。