メッセージ

年賀状のメッセージを書いていて気付くのですが、twitterやfacebookで毎日お見かけしてお声を掛け合ったり、お互い下らない冗談を言い合ったりしている皆さんの中に、実は今年はリアルにはお会いしていない方が案外いる、ということです。
ボクはこれらのサービスには随分早くから登録していて、twitterのアカウントなんかはボクが登録した頃の40倍もの数になるそうです。実際、これらのコミュニケーションツールを使っての交流は311の震災以降に急激に進んだと思います。何しろあの日、電話やメールなどのインフラがどんどん不通になる中で、twitterやfacebookでは絶えず連絡が取り合えたのですから信頼度が圧倒的に増したのでしょう。仕事以外の知人友人にもこれらのツールのユーザーが一気に増えました。
また、ボクのようにフリーランスのデザイナーはもちろん、イラストレーター、ライター、エディター、作編曲家などのみなさんの殆どは、机にかじりついて作業している職業ですから、メーラー意外にtwitterやfacebookを閲覧出来るブラウザを、デスクトップ上に開いたままで作業されているようです。なのでまるでお互いが隣の机で作業しているかのような気分で声を掛け合います。これはなかなかな一体感が生まれて面白いです。年末進行や締切り目前の徹夜などは誰もが共感出来る体験をもっているため、お互い励まし合ったり愚痴を聞き合ったりしながら乗り切ります。
そんな感じでいるものですから、年賀状を書くその時まで、お互いリアルには今年会ってなかったことに気付かなかったりするのです。そういう訳で賀状で改めてご挨拶するのもコパズッカしい気分になったりもします。
とは言え・・・とは言え、〈親しき仲にも礼儀あり〉です。お世話になっている方々の顔を思い浮かべながらメッセージを書いております。