白山通りを行き来するだけの簡単なお仕事

朝から自宅スタジオで装丁データのパッケージ、昼からレコーディング立ち会いで春日のホールに入り(こっちはemixがメイン)、その後現場にて取材と打ち合わせ(各自担当分担)、夕刻に白山通りを南下して神保町の出版社に移動、朝に作業したデータの下版と別の装丁の色校正(アチキ)という外回りフルコースでした。下手っぴな色校正に担当編集さん二人で「プンスカじゃんねー」と話し終えたところで、社長サマに呼び止められ、先日亡くなった私の師匠との思い出話に花が咲きました。社長サマはまだ彼が社長ではなかった編集者の頃(今でもバリバリに編集するツワモノですが)から師匠やお付き合いも長く、師匠とは装丁の賞を取った作品を手がけられた中であります。ボクはそのときペーペーでしたから師匠の指示でフィニッシュワークを担当していまして、深みのあるカッコいい装丁を学んだのであります。お二人に育ててもらったようなモノでございます。(先日のエントリの江戸の森林学も社長様のご担当です)
出版社を出た後は白山通りを北に戻り、水道橋の内装と外装のギャップが素晴らしい炭火焼バー・冨田書店で仕事帰りの一杯。

何事も外見だけで判断してはいけませんヨ。