錦帯橋

元日に広島にやってきました。広島の両親の家は宮島が見える対岸の丘の上にあります。

そして広島二日目の本日はドライブ。宮島口から国道2号線を南へ下ります。

穏やかな瀬戸内の向こうにコンビナートが見えてきました。ボクにとってはかなり郷愁の風景です。
向かったのは

岩国は錦帯橋です。ボクは小学校二年から四年までの三年間、この街に住んでいました。コンビナートと基地という高度成長と国際問題が絡み合う戦後日本の象徴のような街ですが、吉川家が発展させた旧市街の城下町の風景は本当に美しいです。

中流域特有の丸い小石が形成した川原はそのまま無料(バスは有料)の駐車場なのですが、その訳はこの屋台にあります。早速何か買ってちょーだいという訳です。

ここは大人しく誘いに乗るのが流儀です。名物レンコンの入ったはんぺん。

子供の頃、数えきれないくらい訪れた錦帯橋ですが、いつ見ても本当に美しい橋。

木造橋としても世界屈指の技術を誇ります。観よ、この構造美。

現在の岩国城は再建天守で、橋との景観から本来の天守郭とは違う場所に建てられている観光用の建築物ですが、城マニアのボクもこれは許せます。だって美しいもの。今回は登城しませんでしたが、ロープウェイで上がって上から城下を見下ろす風景は、また格別です。

錦川の河川敷と城下町。京都顔負けの美しさです。手前の木々は桜の並木です。

兎に角、渡ります。

寒桜が咲いていました。

今年は巳年ということで、シロヘビを見学。岩国は天然記念物のシロヘビが繁殖している珍しい地域です。ボクが子供の頃は本当に近所にもシロヘビがいて、何度も見たことがあります。アオダイショウのアルビノが定着したと考えられています。

ニョロリ。

ピロピロ〜。今年はサービスだにょろ。

ホモサピエンスを見物するシロヘビ。

シロヘビのお守りが売られているところにはシロネコが。なんだか本当に神懸かってますぞ!

名物の岩国寿司と鮎の甘露煮と蓮根のお料理。美味しゅうございました。
この後、子供の頃に住んでた団地や小学校や、最近民間共用になった空港を見に行って帰路につきました。心情的にはこちらの方が思うところが多かったのですが、もう少し気持ちが熟成されたら書こうと思います。
岩国は特に東日本の方には馴染みが薄いと思いますが、見所も食べ物もあり、お勧めの場所です。桜が河岸に咲き誇る時期が特に美しいので、是非訪れてみてください。