旗艦

この日記を書き始めた理由のひとつに「文章力・表現力の向上」があるのですが、それが最近どうも逆に劣化しているような気がしてなりません。書き始めた頃はとにかく色んなスタイルの文体に挑戦したり、深い洞察をしてみたり、何かとジタバタしていて、手前味噌ですが今読み返しても「こんな文章をよく自分が書いたもんだなぁ」と感心するのですが、この頃はどうも日々の話を単調に追うばかりで自分から見ても面白みに欠けています。
ひとつはfacebookやtwitterなどとの投稿とのバランスが上手くいっていないのかもしれません。
ボクはfacebookやtwitterは出張所みたいなもので、本社はこの日記だという認識なのですが、そう意識していても、出張ばかりしていて本社を不在にしがち、という感じです。
SNSは自分の考察や表現をしっかり発信していくには不向きな刹那的媒体ですが、確かに便利です。半リアルタイムなスピードで友人知人と言葉を交わしたり新たな友人知人を机に居ながらにして得られる点はネットならではの世界観です。
しかし、このスピード感や繋がり感こそが「空気」にひっぱられる落とし穴を有しているし、冷静な判断を鈍らせます。
などど、つらつら書いたところで、やっぱり2005年12月5日から一日も途絶えたことのない(かなりまとめて書く事がありますが)この日記こそがボクのネット上での表現の旗艦だなぁと襟を正しているところであります。