吉野修平さん

僕には「こういう風に生きていけたら」と理想にしている方が何人かいるのですが、先日はその中のお一人であるデザイナーの吉野修平さんの活動40周年の記念展示にお伺いしました。会場はなんと古民家をリフォームして使われているご自身のスタジオ。
吉野さんは(ご本人は路地裏などと謙遜されておられますが)「ぴあ」全盛期のエンタメ系雑誌のアートディレクションなどで力量を発揮されながら、書籍・雑誌・専門書・音楽・演劇・舞踏など全方向のグラフィック&エディトリアルデザインで活躍されており、その実力と創造性は比類なき域にあります。そしてトンデモなく広い交友関係。先日もファンの方はもちろん、居酒屋のマスターや舞台俳優さんやモデルさんなど、吉野さんの旧知の仲の皆さんがどんどこ来場されていました。
敷地内に建てた小屋でレトロ雑貨&古書店を予約制で営みながら、ご自身は古民家アトリエでのゆったりとデザイナー生活なんてカッコ良すぎではありませんか。
長居してしまい、たくさんお話を伺ってとても素敵なひとときでした。自分もゆくゆくは、こんな感じで活動40周年を皆さんに紹介できるようになりたいです。
帰りに併設経営されているレトロ雑貨&古書店も覗かせていただいて北原さんの復刻ティントイ(復刻といっても90年代のものなので既にこれもレトロ)を連れて帰りました。