本当に堅い日記

otoshimono2008-04-15

「雇用」という問題がこんなにもややこしい世の中になろうとは誰が予想したことでしょう。
「働く」のは大変です。就職活動やリストラ、転勤や産休など、ボクの周りにも多くの悩みを抱えている人がいます。
一方「働いていただく」のも大変です。人材確保や解雇に伴う諸事、人事異動や福利厚生など、会社の負担も大きくなるばかりです。
この3月1日より労働契約法が施行され、それに伴った労働法関係の書籍をボクのチームでもいくつか手掛けています。大部分は労働者を守る法律でありますが、明文化することによる線引きで、ケースバイケースに対応しづらくなる部分や複雑化が避けられない訳で、法治国家の弱点が国民の不利益にならないよう祈るばかりです。まぁ、そのために我々は書籍を作っているんですけどね。
書籍の仕事をしていると世相の流れが大なり小なり見えてくるものですが、実はボクの所属事務所も今週いっぱいで撤退する大きな事業があり、今そのクローズ作業に追われています。
当事者ではありませんし、経緯の多くについては語る立場ではありませんので此所では差し控えますが、会社としてもこのような形での事業撤退は初めて経験することであり、経営側も苦渋の選択の部分もあるとは思います。今はそれぞれの立場に冷静に則り、労使共になるだけ気持ちよい形で締めくくれれば良いなと思っております。
話があんまり堅いんで、写真は江戸城外堀の菜の花。飯田橋と市ヶ谷の間の法政大学の近くです。あぁっここにも「法」の字が!!